<   2009年 08月 ( 11 )   > この月の画像一覧

白い画用紙を黒一色に塗りつぶしてみる。

お絵かきという名の現実逃避にも限界を感じたので、
画用紙を鉛筆で黒く塗りつぶして遊んでみるのです。
ラジオから「8月ももう終わりですが…」
という言葉が聞こえてくると、筆圧が強くなって見事なグラデーションができます。
藝術は爆発だ。
お久しぶりです。kobasoです。
豚に侵され沖縄に行けずテストも近づきうわわわわあっわな状態のkobasoです。
もちろん元気です。こんにちは。

突然ですが皆さん、ゴキブリとご対面したときどう対処しますか。
スリッパで叩きつぶしますか。
とりあえず奇声をあげてムンクの叫びごっこを満喫しますか。
話し合いで平和的解決を試みますか。
虫籠に入れて飼ってみますか。
スケッチしてみますか。
走光性を利用して遊んでみますか。

色んな選択肢があると思いますが、
私は、普段ならば容器をバッとかぶせて、容器の下から下敷きみたいなものを入れて、
そのまま窓に持ってってバイバイします。
殺生は好みませんので。ええ。
え?
単に殺した後の後始末が嫌なだけだろう?
そのゴキブリまた他の家に入って迷惑じゃないか?
いやだなぁ。夢のない人は。いやだいやだ。
何かの手違いで閻魔大王に地獄行きを宣告されて苦しみもがいていた時、
お釈迦さまが
「この男は生前にたくさんのゴキブリを慈悲の心をもって救った。チャンスをやろう。」
とかなんとか言って、
天上からゴキブリの触角をたらしてくれるかもしれないじゃないですか。

夢をお持ちなさい。
ボーイズ ビー アンビシャス
ガールズ ビー アンビシャス

さて、普段ならそんな感じでゴキブリと接する私ですが、
昨日は状況が違いました。

まず全裸だったこと。
そして浴槽につかっていたこと。
気分が緩みまくって油断も隙もありまくっていたこと。
ゴキブリがまさかの換気扇から登場したこと。
そのまま落ちてきたら間違いなくゴキブリとの混浴を楽しむことになること。

狭いユニットバスで、何故ゴキブリと裸の付き合いをせねばならんのでしょう。
待て、早まるなゴキブリさん。
話せばわかります。ええ、私、暴力は振るいません。
いいですか、まずそこを動いてはいけませんよ、、、

聞いておられます?
日本語わかります?

ね、って…

ぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

換気扇から舞い降りるひとひらの黒い物体。
極度の錯乱状態に陥って、ただただぷるぷるふるえながら三角座りする全裸の青年。
かのムンクは生前、
「落下するゴキブリと裸の青年の絵を描きたい。」
と言ったとか言わなかったとか。

しかしながらですよ皆さん。
ゴキブリだって飛べるんですよね。鶏やペンギンと同じにしてはいけない。
ブィンと少し羽を広げたゴキブリは浴槽の縁の部分に着陸しました。
さてさて、ゴキブリのこの挑発的ともとれる行動を見たkobaso氏は、
珍しく売られたケンカを買います。
買ってやります。

とりあえず手でお湯を掬ってゴキブリを浴槽の縁から撃退。
シャワーを手に取ったkobaso氏はゴキブリに集中放水して、
排水溝に流しこむ大作戦を敢行。

「どうだ、こんにゃろう。泳いでみぃ泳いでみぃ。生きたけりゃ泳いでみぃ。ほれほれ。」

完全に理性を失った全裸の青年は、たかが昆虫1匹に罵声を浴びせます。

一方のゴキブリも、そうそう黙ってはいません。
シャワー攻撃をかわしながらも、
羽を
少し薄い茶色をした羽を広げて、、、

飛んだ!!!!!!!!

ひるむkobaso氏。

逃げるゴキブリ。

どうするkobaso氏。

手元にあるのは、シャワーとシャンプーとボディーソープと洗顔石鹸と風呂用洗剤とスポンジ。

再び床に降り立つゴキブリ。

風呂用洗剤を手に取るkobaso氏。

プシュプシュプシュプシュプシュプシィウ。

黄色い泡につつまれた漆黒の敵は、そのまま起動不能状態。
それでも完全に野生化した全裸の青年は、風呂用洗剤を浴びせ続けました。

かくして、私は罪深き人間となり、
地獄に流されてもゴキブリの触角による救いの手は期待できなくなってしまいましたとさ。

おしまい。
by kobaso | 2009-08-30 15:49 | 退屈小話

贋作放浪記

まず始めに、これは私自身の話ではなく、友人の話であることをことわっておきます。
友人がブログに載せろとうるさく言うので載せたまでであって、
宿題に追われ日々奔走する割には何一つできていない私が、現実逃避のために書いたわけではありません。
断じてありません。
もう一度言います。断じてありません。

 話によると、彼はお昼ご飯のモスチーズバーガーを頬張りながらこう思ったそうだ。
 「何て良い天気なんだ。徘徊しよう。気のおもむくがままに自転車を走らせよう。」
彼は何かとさまよいたがるむきがある。さまよいたがるくせに、方向音痴なのだから困ったモノだ。
将来歳をとり、じじいになったときには、呆けて街を徘徊し、家に帰れなくなるに相違ないと私は思う。
家族が可愛そうである。もっとも、彼に家族が出来るかどうかは甚だ疑問であるが。
 モスチーズバーガーをその小さい胃袋に詰め込んだ彼は、母親に
 「旅に出る。17時頃には帰ってくる。」
とだけ言って、家を出た。
母親は彼が家を出るとすぐに玄関の鍵を閉めた。別に怒っていたわけではない。
 まず彼は、母校であるK高校へと自転車を走らせた。
田園の中を風を切りながら走るのは久しぶりであった。
彼の頭には、若かりし頃の思ひ出がよみがえっていた。
毎朝この辺で自転車のチェーンが外れたなとか、
この田んぼに落ちたなとか、
この辺で7時15分に間に合うかどうか焦っていたなとか、
・・・。
なんか書くのが面倒になってきたので、手短に話します。
高校に着いた彼は、夏休みにも関わらず校内からぞろぞろと出てくる高校生の大群に恐れをなし、
とりあえず荒神山へ避難し、
頂上の神社で滋賀の安泰を願って、社の牛の像をなでなでしながら
 「私はどこへ向かうべきでしょうか。」
と尋ねたところ、
 「南へ行きんしゃい。」
というありがたいお言葉が返ってきたので、
山を駆け下り、自転車にまたがり、とりあえず近江八幡を目指して走り出したそうです。
稲枝の○我氏のマンションを素通りし、
能登川の、昔としさんが入院していた病院を脇目にまた思い出にふけり、
安土国に入国したところで、母親から
 「はよ帰って来。」
という命令がきたので、それ以上の南下を断念。
代わりに安土国を少し探検してから帰ることにしたそうな。
安土国は滋賀県にありながら独立を保っている国で、
そこに住む人を安土国民というそうです。実際に安土に住んでいる何人かからこの証言を聞きましたので、
おそらく本当なのだと思います。
彼は、一度安土国を徘徊したことがあるものの、そのときは安土国に「おんかかかぼじまえそわか」という呪文があることを学んだだけで、
未だに不思議の国として認識していました。
ただ、「安土国には悪い人はいない」ということは経験上知っていたようです。
 安土国に入国した彼が先ず目にしたものは、池のアヒルだったそうです。
 「白鳥ではなくアヒルであることが安土国民のセンスの良さを物語っている。」
と彼は話していました。
b0180288_21432299.jpg

 アヒルに癒された彼は、さらに奥地へと進みます。
しばらく進むうちに、彼は異界への扉を発見したようです。
b0180288_21455441.jpg

 「この扉を開ければ静岡に行けるのかもしれない。いや、行けないはずはない。」
と考えましたが、静岡はいま地震でてんやわんやのはず。彼はその扉を開くことを諦めました。
少しがっかりした彼の目に、更に驚くべきものが飛び込んできました。おもわず「あいたたた」と言ってしまう程だったそうです。
b0180288_21495719.jpg

何故か南国風の木が1本だけ屹立しているではありませんか。
 「きっとこれは、南の島のその名も偉大なカメハメハ大王の生まれ変わりに違いない。なんでもありだな安土国。」
 安土国の魅力にすっかり虜になった彼が次に目にしたものは、この看板でした。
b0180288_21535785.jpg

滋賀にあった唯一の遊園地は、既につぶれたはず。
まさか安土国に隠れ遊園地があったとは。
入園しないわけにはいかんだろう。どこにある。どこだどこだ遊園地。
と、血眼で必死に彼は遊園地を探しましたが、あるのはお寺と田んぼばかり。
どうやら、心の綺麗な人にしか見えない遊園地のようです。
「なんてロマンティックなんだ安土国。くそう。もっと私が純粋であれば。」
と、心がどろんどろんに汚れきった彼は、悔やんだのでした。
改心せい。
そろそろ帰ろうと思い、自転車を彦根方面へ向けたのはいいのですが、
子ども達が「ダンゴムシいたー。」
とはしゃぐ声を聞いて、何を思ったのか、
「ようし。ダンゴムシみたいになってやる。」
と考えた彼は、曲がり道がある毎に、右、左、右とダンゴムシの習性を利用して帰り、
案の定道に迷って、
ぜいぜい言いながら家に着いたときには、
「早く散歩つれてけ。」と笑う飼い犬と、
大爆笑する自分のヒザに、
げんなりしていたとのことです。

さあ、この調子でレポート書こう。
by kobaso | 2009-08-11 22:04 | 退屈小話

久しぶりの休みだと何を指定医の皮からなくなります

タイトルを見てわかるでしょう。
私の実家にあるパソコンの変換能力の低さが。
しかも苦労してレポートを作ったというのに、
突然のシャットダウンでデータが消えちゃいました。
このポンコツや労←なんでこんな変換がでてくるんだこのぽんこつやろう。
パソコンに暴言を吐いても仕方が無いので、
このポンコツ君の変換ミスを利用しながらブログを書きたいと思います。

そんなこんなで宿題をする気力がなくなったので、内田百閒呼んでました(←病気か私は)。読んでました。
ええ、そうですとも。私の精神はありんこのように弱いのです。
一度でいいからクマムシみたいになってみたい。

んー。滋賀を自転車で走り回りたいと思っていたのですが、まさかの台風で・・・。
今日はずっとインドア人間でした。
朝は、新たに広汎性発達障害の商号(←商品にする出ない(←何が出ないんだ。便秘かお前は))称号をもらった妹に
頭突き&前歯でデコ削り攻撃を受けるというスキンシップを摂り(摂取してどうする)とり、
彦○学園まで送りとどけ、

家に帰ってからは犬と戯れ、
けんたん(小学校の友人)からの久しぶりメールに大喜びして「一人暮らしは淋しいよ。かまって。ねぇかまってよ」メールを送り、
駅に切符を買いに行き、
家でごろごろし、
ごろごろし、ごろごろごろろろし、
今にイタリ(←なんでカタカナ…イタリア行きたい)ます。

明日は自転車で放浪できるでしょうか。
山言ったら危ないだろうなぁ(言っても問題ないですよね。うん、日本は言論の自由があるからね。)
山行ったら危ないだろうなぁ。
荒神山行きたかったんですが。
by kobaso | 2009-08-10 21:32 | 退屈小話

長い長い一本道

5:09発のアルコール臭ただよう始発に乗って、
青春18切符でガタゴト滋賀に帰っておりますkobasoです。
おはようございます。

横浜から彦根まではおよそ80駅。
遠いような
案外近いような感じですね。

どの駅で方言が変わるのか調べながら、ゆっくり行きたいと思います。

ではでは
また滋賀で。
by kobaso | 2009-08-09 05:33

今日を乗り切れば滋賀にかえれます。

休憩小話
「生き物昔話」
 この前の添削問題の感想に、『ハヌマンラングールは残酷だなと思いました。ももは一人の男の子を愛するふつうの平和でのほほんとした家族がいいです!!』と書いてあったので、思わず微笑んでしまいました。案外(あんがい)、可愛いところがあるのですね。見直しました。
 そのように純粋な心をもっておられるのならば、先生のことを「ドラキュラ」とか「震度3」とか呼ぶのをやめていただきたい。先生だって、一人の女の子を愛するふつうの平和でのほほんとした家族をつくりたいと願うごくごく一般的な人間です。夜な夜な「血ぃ吸うたろか」とかなんとか言ってじゅるじゅる血を吸う化け物ではありません。先生の歯は八重歯といいます。牙じゃない。それと、「ゆれで食器棚の食器を落とすことができるくらいの人」と言っていますが、正直なところ意味がわかりません。震度3がどの程度のゆれなのかしっかり覚えているところは素晴らしい。頑張って勉強しているんだなと感心します。でもやっぱり意味がわかりません。先生は力がないので、ゆれでコップのお茶に波をつくるくらいのことしかできないと思います。震度1くらいでしょうか。いや、そういう問題じゃないんです。…まぁいいや。
 前置きが長くなりました。今回は、あまり科学的ではない生物の話をしようと思います。先ほど、「血ぃ吸うたろか」と言いまいたが、血を吸う生き物で、ドラキュラ以外に何かいませんでしたっけ。そう。蚊(か)ですね。私たちの暮らしている日本では、蚊は群れをつくらず単体で行動していることが多い。しかし、熱帯の国々や、ロシア、アラスカなどの地域では、モスキートといって、蚊が大群で行動しています。蚊の大群が迫ってくる…なんという恐怖でしょう。昔の人も、蚊の大群に恐怖心を抱(いだ)いていたようです。シベリア(ロシアあたり)の民話に、こんな話があります。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 妻がふたりいる猟師(りょうし)がいた。ひとりはヌガナサン(地名)の女で、もうひとりは人食い巨人のシゲだった。猟師がトナカイをとってくると、シゲがすぐにぺろりと食べてしまった。それで、ヌガナサンの女が夫に言った。
 「あの女のためにあなたは身を滅(ほろ)ぼしてしまうわ。あの女を殺さなければ。」
 「どうやって殺すんだ。」。
と夫が聞いた。
 それから何日かして男は雁(がん)(鳥)の卵をいくつか見つけて、チュム(家の名前)にもち帰ってきた。入口で分けて、女たちに渡すんだ。火はじかに地面の上で焚(た)き、ツンドラ(北の地域で、針葉樹(しんようじゅ)ばかりの林のことをツンドラという)では、さるやなぎを燃やしていた。
 ヌガナサンの女は、
 「あなたが帰ってくるころには大火をたいておくわ。」
と言っていたが、その通り大きな火が燃えていた。
 「雁の卵を受け取ってくれ。」
と夫が言うと、それを聞いて、シゲが火の向こうから両手を差し出してきた。夫はその手をつかんで、火の中に引っ張り込んだ。
シゲは、
 「わたしが死んでも、おまえはなにかに苦しめられる。」
と言いながら、火の中に落ちて、燃えてしまった。
 ヌガナサンのことばで蚊を「シゲの火の粉」というのは、そのためなんだよ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 蚊の大群は、巨人を殺したときの火の粉だというんです。シゲが人間に恨(うら)みをもっているから、蚊は人を襲う。
 少し怖い話でしたが、昔の人が、その生き物をどう思っていたかを知ることって、面白いと思いませんか。他にも、日本では嫌われ者のカラスが、シベリアやアラスカではこの世界を形作った創始者であるとされ、それにまつわる話がたくさんあったりします。昔の人は、今の人よりもお話を作るのがはるかに上手でした。なので、民話や神話を読んでみると、いろいろな発見があります。科学的にはありえないことばかりですが、人間が他の生き物をどう考えて生きてきたのか、どう接してきたのか、地域によって生き物に対する考え方はちがうのか、などといったことを知るのも、また大切なことだと先生は思います。 
 この夏休み、何か一冊、民話集のようなものを読んでみるのも良いかもしれませんね。
by kobaso | 2009-08-08 09:21 | 仕事小話

表浜アカウミガメ産卵報告

合宿報告第2弾ということで、表浜(愛知県豊橋市)でのアカウミガメ産卵について報告したいと思います。

もともと、表浜調査は、アカウミガメの産卵跡が見れたらいいなぐらいの気持ちで、
前の日に名古屋港に行った人のうち、希望者だけが参加するというものでした。
当日は、かめ研メンバー4人(私含め)、桜ケ丘高校生物部(地元でウミガメについて勉強している部活)3人、表浜ネットワーク(NPOウミガメ保全団体の一)の方2人が参加。
早朝起床し、SKBさんの運転する車で表浜まで移動。
戦々恐々としながら移動。
身を震わせながらの移動。
なんせ、私ってドジなのトークをさんざん聞かされたあとのことでしたから。
そして実際、いかに彼女が天然かということを知っていますから。
真夜中なのに、「行く場所?緑の家だよ。」などと言って、
家の色を手がかりに探してしまうような人です。
全部真っ黒だから。SKBさん。
カナヘビが目の前を通り過ぎた時、さっと地面に這いつくばって、驚くほど俊敏な動き、華麗な手さばきでカナヘビを捕まえ、
「ほら。」と言って嬉しそうにカナヘビを見せてくれるような人です。
「ほら。」じゃないから。SKBさん。まぁ確かに可愛いけど。カナヘビ。
いまや私のなかでは、変人四天王のうちの1人となっています。
誤解を招かないようにつけたしておきますが、人間変わっている方がいいと思うし、彼女のカメに関する知識は半端ないので、大変尊敬しております。ええ。もちろんですとも。

えっと、話がそれました。
結局何事もなく砂浜につき、
早朝3時半からひたすら砂浜を歩きました。
星明かりがきれいで何ともロマンティックな光景でした。
しばらく歩くうち(5時くらい?)に、表浜ネットワークのTさんが産卵中のアカウミガメを発見。
段階としては、産卵終盤の、カモフラージュという、産んだ卵を埋める段階になっていましたが、
ウミガメの産卵を見られること自体、滅多にないことです。
しかも、普段は野生の死んだカメ、ガスがパンパンに充満して、もの凄い臭気を発しているカメしか見ていないので、もうね、生きてる野生のカメを見られたってことだけで感動でした。
テンションはかなり上がっていましたが、大きな音をたてないように気をつけながら観察しました。

b0180288_947204.jpg

↑ばさっばさっと力強く砂を蹴るカメ。

この行動は6時ころまで続き、太陽が顔を見せ始めたころ、カメは海へと歩き始めました。

b0180288_955755.jpg

↑移動中のカメ。アカウミガメは英名で"Loggerhead turtle"といい、頭が大きいのが特徴です。

b0180288_9585729.jpg

↑アカウミガメの足跡。種によって手の動かし方が異なるので、足跡を見るだけでカメの種類がわかります。アカは右手・左手を交互に動かすので、このような足跡になります。

カメが海に帰ったあと、産卵巣を手で掘り返して卵があるかどうか確認しました。
そのとき、ちょうど携帯の充電が切れてしまったので、写真に収められなかったことが残念でなりませんが、サイズも柔らかさも、本当にピンポン玉のような卵でした。

普通、ウミガメの産卵は、もっと夜中の午前2時ごろに行われますが、今回のように朝型のカメが近年増えてきているようです。
また、このカメは曲甲長78cmと小さかったのですが、これも最近の傾向なのだそうです。
それが良い事なのか悪いことなのか断定はできませんが、なぜそうなっているのかは疑問点として残りました。

表浜の(ある程度)理想的な砂浜の環境、それに比べてかめ研がフィールドとしている平砂浦(千葉・館山)の砂浜の環境はどうか。砂浜の減少を考える上で何が大切か、ウミガメを考える意義はどこにあるのか等、いろいろと勉強になる合宿でした。
このブログのなかでも、それらのことについてもう少し考えを深めてから、ぼちぼちと書いていくつもりです。

※なお、産卵の写真はmixiのほうにもアップしてあります(上に載せた写真以外もアップしてあります)。
by kobaso | 2009-08-07 10:08 | 生物小話

こういう話こそ面白く書くべきなのに。

表浜でのアカウミガメ産卵について書きたいのですが、仕事の方が忙しく、なかなか書けません。
もう少し待ってください。
塾講バイトをしている方々にお知らせします。
添削問題なんぞやらない方がよろしいです。自分の首を絞めます。毎日が締め切りという状態に追い込まれます。脳細胞が死滅します。

あと、最近メールの返信が大幅に遅れてしまい、なおかつメールの文章がおかしくなったりして、
いろんな方に迷惑をかけています。すみませんです。
高校男性密会にかかわっている方々には特に迷惑をかけています。
「ええい。じれったい。はやく決めてしまえ。」という方がおられましたら、遠慮なく話をすすめてください。
明日には密会の計画がたてられると思うのですが、なかなか頭が回転せずに困っています。

休憩小話
「よけいなお世話」
 ウミガメという生き物を知っていますか。授業中、たまにぼそぼそウミガメについて話しているので、なんとなく知っている…はずです。ウミガメは絶滅してしまうのではないかと心配されていて、日本だけでなく、世界各国で保全活動が進められています。しかしながら、この保全活動には、いろいろな問題が存在しているのです。
 たとえば、こんな話があります。ウミガメは砂浜に穴をほって産卵します。ふつうは、その後ふ化した仔ガメがわらわらと砂のなかからでてきて、海に入り、おとなのカメへと成長していくのですが、もし、産卵巣(卵のあるところ)に波がかかって浸水してしまったりした場合はふ化できません。また、たとえふ化したとしても、海に入るまでの道に車の通ったあとみたいな、大きな溝(みぞ)があると、仔ガメはとびこえることができずにジタバタして、そのうち鳥などの敵に食べられてしまいます。それでは困る。なんとかカメを守ろうということで、人間は、その砂浜のすべての産卵巣にあるカメの卵をほりかえして、安全なひとつの場所にうつし、人工的な産卵巣をつくり、カメがふ化したら直接人間の手で海に放流することにしました。
一見(いっけん)、とてもカメにやさしいことのように思えますよね。人間が管理するので、外敵の心配もないし、すべての卵がしっかりふ化して、すべての仔ガメが海にかえることができる…ように思える。でもこれ、とんでもない間違いなんです。カメについての知識が少しあれば、人間のこの行為の愚(おろ)かさがはっきりとみえてきます。
 カメは、ワニと同じように、卵のときにその砂の中が何℃であったかによって、オスになるかメスになるかが決まります。いろんな場所に産卵巣が存在するからこそ、オスとメスのバランスが保たれているのに、それをひとつの場所にまとめてしまうとどうなるでしょうか。そう、すべてのカメがオスになったり、メスになったりしてしまうのです。あたりまえですが、オス同士、メス同士では交尾はできません。結局、カメの絶滅に拍車(はくしゃ)をかけてしまうのです。それに、人間が手をくわえることによって、卵のふ化率がいちじるしく低下してしまうことがわかってきました。また、仔ガメは夜にふ化して、ふ化した直後、トランス状態という、ひたすら手と足をバタバタさせる行動をとります。これは、夜のうちに、いち早く外敵の少ない沖のほうに逃げるためです。人間が放流する場合、すべての卵が孵化するのを待って、一気に海に放流します。しかも、その放流はたいてい昼におこなわれます。つまり、トランス状態が終わったとき、しかも外敵の多い昼に放流されてしまうのです。当然、仔ガメの生存率は低くなります。
 このように、人工的な産卵巣の設置、人間による放流がカメに悪い影響をあたえているということがわかっても、いまだにこのような取り組みがおこなわれています。それどころか、むしろこのような取り組みが増えてきています。なぜだと思いますか。それは、「私たちはウミガメのことを考えていますよ。守っていますよ。」とアピールできるからです。カメについて知識のない人なら、「おお。良いことしてるんだな。協力したいな。」と思って、その保護活動団体にお金を寄付(きふ)してしまうかもしれません。
 …。かならずしも、保護活動をしているすべての人たちが、お金を集めようなどという悪意をもっているわけではないのですが、無知もまた罪。何も知らずに保護活動をしていることも、ほめられたことではありません。
 このように、環境保全とは難しいもので、守ろうとする生き物、守ろうとする環境について、しっかりとした知識がないと、逆に事態を悪化させてしまう場合があります。身の回りの保全活動をもう一度見直してみると、「これおかしいんじゃない?」というものがいっぱいでてくるかもしれません。
 ということで、今回は少しマジメな話になってしまいました。退屈(たいくつ)だったかもしれませんね。つぎはもう少し軽いお話を考えてきます。
by kobaso | 2009-08-06 11:00 | 仕事小話

名古屋港水族館報告

8月2日~4日にうみがめ研究会の合宿で、愛知県に行ってきた報告をば。
まず第1段は名古屋港水族館についてのお話。

なんで東京にある大学が、わざわざ名古屋の水族館に行ったのかというと、
我らがうみがめ研究会は、名古屋港水族館にシフト制でうみがめの飼育補佐をやらせていただいているのです。
今回は、新入生(つまり私達)に、どんなことをするのか把握してもらおうというのが目的でした。

名古屋港水族館はいいですね。
海遊館や品川水族館はエンターテインメント性を追求しているのに比べて、
名古屋港は生き物を見せようとしています。見ていて飽きないんです。水槽にべたっと張り付いていられる。
(決して海遊館とかが悪いと言っているわけではありません。あそこも人と行くなら絶対に楽しいところです。)
何よりもメンバーがみんな水棲生物に興味のある人なので、話が通じる。
水槽に張り付いていても奇異な目で見られない。ってかみんな張り付いてます。
まぁ、それはそれで変な光景ですが。

「ホウボウっていいよね。」
「ナウシカのオウムっぽいよね。」
「あしで這いつくばって、たまに羽広げて泳ぐとことかなんとも言えんよね。そんな泳ぎ方すんのかよって。」
「基本ベントスっていい奴多いよね。」
「そこもの万歳」
「万歳」

まさかホウボウの良さについて語り合える同士がいるとは。
この大学に入ってよかったなとしみじみ感じました。

その後も
「飼うならタコクラゲがいい」とか
「ゴンズイとナマコのいる水槽をつくりたい」とか
「アンコウは基本可愛い。でもオスには生まれたくない。でもオスのメスに溶けていく感じは味わってみたい。」とか
素晴らしい語り合いを続け、
しまいにはガチャガチャにみんなはまってしまって、
2000円とか3000円をカメやら魚やらのフィギュアに費やす人も出たくらいでした。
ガチャガチャに群がる大学生。後ろからは「早くどけよ」と言いたげな小学生。
そんなのそっちのけで
「うわ、またヒラリーカエルガメかよ。」
「ワニガメいいな。クサガメと交換して。」
ガチャガチャに年齢なんて関係ありません。
私ですか?私は小人なので、600円をカメのガチャガチャに費やすのみでしたよ。
だってお金がないんだもの(泣

えっと、カメの話から遠ざかってしまいましたね。
バックヤードで、間近にカメを見てきたのですが、彼・彼女らはヒトによほど慣れているようで、
バシャバシャとカメがたくさん寄ってきました。
馬車馬車とよりすぎて、水をたんまりかけられました。
おちつけ。かめさん。
しかしながら可愛い。
カメの首根っこをつかんでふにゅふにゅして遊んでいました。
カメのやわらかい場所は首根っこと鼻なんです。
やわらかいって素晴らしい。

写真はアカウミガメの子ども。
b0180288_23323530.jpg

by kobaso | 2009-08-05 23:32 | 生物小話

集合時間壱時間前

東京駅に行く時には、
必ず八重洲ブックセンターに行って本を買い、
スタバでホットチャイティーを飲みながら買った本を読むことにしています。
といっても、実行したのはまだ2回だけですが。

八重洲ブックセンターでは、京都マップやら、大阪マップを眺めました。
目についたものが、
『仏像めぐり散歩』たら、
『下鴨神社古本市』たら、
そんな感じのばかりで、これはいかんと思って、一般書のコーナーに逃げこみました。
どうにも、昔から行きたいところを探すのが苦手なようです。仏像めぐりに行ってどうする。
で、逃げこんだ先で内田百けん(携帯では漢字がでてこない)の「恋文」を発見。
もらったばかりの図書券を使ってしまいました。
内田氏はやはり神です。
『駱駝を見るとらく第するのか知らんと思ひ、獅子の前に来るとしししくじるんぢやないか知らんと思ひ、瓢の声を聞くとひようと入学出来んのかもわからんと考へる様になつて』
だれが動物園でこんなことを考えるというのですか。
面白すぎるぞひやつけんさん。
そんなこんな言っている間に、集合時間がせまってきました。
うみがめ調査のため、
名古屋・豊橋に行ってきます。
それでは皆さんごきげんよう。
by kobaso | 2009-08-02 21:19 | 退屈小話

もう少しすっきりまとまった文章が書けないものでしょうか。

休憩小話
「生きる意味、命をつなぐ意味ってなんだろう」
 まず、最初におわびしなくてはなりません。第三回の添削問題の休憩小話で、ハヌマンラグーンと書いてしまいましたが、正しくはハヌマンラングールです。すみませんでした。
 さて、今回の休憩小話はリクエスト通りハヌマンラングールのお話です。ハヌマンラングールの話が知りたいなんて変わっていますね。知ってしまっていいんですか?責任はおいませんよ。ぐへへ。
 ハヌマンラングールというサルは、インドや中国にすんでいます。体長60cm程度で、長い手足としっぽをもち、毛は白く、顔は真黒。見た目はやせ細ったおじいちゃんみたいなヤツです。普段は樹の上でくらしています。
 このサルは群れで生活しています。群れはメスか子どもがほとんどで、オスは少ししかいません。日光にいるサルと同じように、1匹のボスがいて、そのボスにはお嫁さんがたくさんいます。いわゆる一夫多妻制(いっぷたさいせい)です。つかれそうですね。先生ならつかれてへろへろになりそうです。そんなにたくさんの人(サル)のことを考えていたら頭がパンクしそうじゃないですか。1人のことでもパンクします。先生は。あなたは一夫多妻制(一妻多夫制?)の方がいいですか。
話がそれました。たくさんのお嫁さんにかこまれたボスザルは、にやにやしながら毎日をすごします。毎日が〝ウキウキ″です(ここ、笑うところですよ)。子どももたくさんできます。ただ、そんなバラ色の生活はいつまでも続きません。マッチョなライバルがあらわれるからです。毎日バラ色の生活にひたって鼻の下をのばし、ウホウホしていたサルと、ボスザルの座をねらって毎日汗かきながら夕日にむかって走っていた若ザル、どっちが勝つと思いますか。ここは若ザルに勝ってもらわないと困ります。なんでって話が続かないからです。ということで、若ザルがボスザルをぼっこぼこにしてやります。ボスザルは「おかあちゃん」と泣きわめきながら逃げサル(ここも笑うところですよ)。
ここまではいいのです。なまけていたボスザルが悪い。自業自得です。ただ、ここからが問題です。若ザルがボスになって、まずすることは何だと思いますか。…驚くなかれ。なんと、今までその群れにいた子ども(元ボスの子ども)を皆殺しにするのです。むしゃむしゃぼりぼりと食い殺します。口からしたたる血、血、血…。もっと驚くことには、殺された子どもの母親は、新ボスザルのお嫁さんになって、また子どもを産みます。人間では考えられない、悲惨(ひさん)な光景(こうけい)です。考えただけでぞっとします。
 さて、ここで何か「あれ?」とふしぎに思うことはありませんか。そう、「なんのためにこんなことをするのか」ということです。生き物が自分の仲間を増やすために生きているのなら、自分の仲間を殺すことはよくないことです。そんなことをしたってなんにもならない。じゃあ、何のために?何も意味のない行動なんてないはずです。何か意味があるはず…。今、研究者のえらい人たちのあいだでは、「自分自身の子ども、自分自身の遺伝子(いでんし)を残すために生き物は生きている」ということになっています。このハヌマンラングールの残酷(ざんこく)な行動も、自分の遺伝子を残すために行われていると考えられているのです。ここで、先生はふしぎに思うことがあります。「自分の子どもを残して、自分の遺伝子を残して、生き物はいったい何がしたいのだろう。永遠に自分の遺伝子を子どもやまごにつないでいって、いったいどうするのだろう。」ということです。地球は、今問題になっている温暖化とは関係なく、ずーっと後、気の遠くなるような時間がたてば、いずれ生き物がすむことのできない世界になるといわれています。いずれみんなほろびてしまうのに、いっしょうけんめい生きて、いっしょうけんめい子どもを残していく意味って、いったい何なのでしょうね。きっと、この答えはでません。考えたってムダなことです。でも、なんか面白くありませんか?なんでだろうと考えてみることって。生き物をみていると、こんなふうに、よくわからない疑問がたくさんうかんできます。だからこそ「生き物っておもしろいな」と、先生は思います。
by kobaso | 2009-08-02 14:52 | 仕事小話