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ビッグ・フィッシュ

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nihoさんにお薦めされた映画にして、
kobasoめもお薦めする映画。

すごく作り話のうまい父親エドワードと、
父親がすごくうまい作り話ばっかりするので、本当の父親の姿を見ることができず、不満が募る息子ウィルのお話(あれ、ちょっと違うかも…?)。
ラスト後半で、たたみかけてきます。寝そべって観てたのが、いつの間にか三角座りで前のめりになって観てました(笑

フィッシュ・ストーリー、それも、すごく大きなビッグ・フィッシュ・ストーリー。
なんだろうね、すごく嘘(といっても、罪のない嘘)のうまい人って、友達としては面白いし、飽きないだろうなと思うけど、やっぱりそれが父親だったら、そうも言ってられないですよね。
あぁ、はいはい、もういいよ、どうせ作り話でしょ?
ってなるし、だんだんと信頼できなくなってきてしまうかもしれない。
でも、この映画を見終えた後には、
「嘘にだって、『その人本人』がしっかりと見えるものなのかもしれない。嘘に引き込まれる事実もあるのかもしれない。」
って思いました。
最後のシーンの大嘘、泣きそうになりました。
そこにエドワードの姿があって、そしてまた、ウィルの姿も「見えた」から。

至る所に、なんかこう、「じんわり笑い」が満載です。
そしてまた、台詞の一つ一つが「ほぉーーーっ」ってなります。
一緒に観ていた友人の希望で、日本語吹き替えで観ていたけど(いつもは字幕)、その吹き替えの台詞が、すごく良かったです。
ひとつのお気に入りの台詞。

「靴もないのに、旅ができるの?」
「そりゃあ、足は痛いだろうね。すごく。」

うーん。あの場面あってこその台詞かな。
なんか、嘘と現実で話が構成されているから、話の一つ一つ、台詞の一つ一つに、色々と意味を見出させるんです。この映画。
ネタバレを恐れるあまり、観てない人には、伝えきれてないかもです。
なんで、観てくんろ(友人爆睡しちゃってたから感動を話し合おうと思っても話し合えなくてうずうずなんです 笑)。
そしてもう一度観たい。
by kobaso | 2010-10-20 09:56 | 映画小話
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