今日3つ目の更新です(気まぐれにも程があるね 笑)
![]() ある日、雑誌ELLEの編集長であるジャン=ドーが目覚めると、そこは病院だった。 動かせるのは脳と左目だけ。 「ロックト・インシンドローム」となってしまった1人の男の生涯が、実話に基づいて作られた映画。 こんな撮り方があるんだって思えるような撮り方してます。しつこいくらいその表現が使われてるんだけど、逆にそれが良いです。 こういう話にありがちな、「闘ってる!!すごいこの人!!!」って感じに終始せず、なんていうか、すごくジャン=ドーが1人の普通な人として扱われてる。それが、観てて気持ちがいい(この言い方はあまり適切ではないかも)。 自分の記憶、想像、願望、それを相手に伝えて、相手からもまたそれに対する反応が返ってくる。ジャン=ドーはこれができたから、(たぶん)精神異常を起こさずに生きていけたんだろうなぁって思います。コミュニケーションってすごいね。 あと、これを観ていたら、1年の時に受講していた小松美彦教授の「生命倫理」の授業が頭の片隅に浮かびました。小松教授は、脳死者臓器移植に対して断固反対しておられる教授で、賛否両論ですがその授業もとても面白い授業です(ただ、教授の考えに僕はなかなか賛成しきれないところもあるのですが)。 その授業の中で「脳死で完全に脳が死んでいるということは、完全に科学的に立証されているわけではない。もしかしたら、脳は動いているかもしれない。」と言っておられたんですが、その言葉がずっと残っていました。 もちろん、教授の言っておられる状態とロックト=インシンドロームはまた別の状態なんだろうけれども。 なんかこういう映画の感想書くと中学生の感想文みたいになってしまうなぁ(笑 表現方法も、ストーリーも、台詞も、とても面白い映画でした。おすすめです。 あ、あと、やっぱりフランス人は女好きなんだねって思いました(笑
by kobaso
| 2011-01-04 00:23
| 映画小話
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