呼び方

自分のことは普段、「僕」と呼んでいます。
物心ついてから、ずっと自分のことを「僕」と呼んでいます。
ちょっと大きくなって、まわりに自分のことを「俺」と呼ぶ人が増え始めてから、『「僕」でいいのかな「俺」じゃなくていいのかな』と思って、試しに1人で「俺」と呼んでみたら、なんだかぞわぞわして気持ち悪くなったので「俺」とは呼ばずに「僕」と呼んでいます。人が「俺」と言うのは自然にすっと入ってくるのに、僕が「俺」と言うのは違和感があります。不思議です。

この前、何かの本で、子どもが一人称を「僕」から「俺」に変えるのは、反抗期を迎えるからだ。周りに頼らず、自立しようとしていることの顕れだ書いてありました。なるほど、たしかに僕は、それほど激しい反抗期というものを迎えたことがありません(親が何と言うかはおいといて)。自立しているかどうかも、怪しいところです。ただ、「俺」と呼ぶ人と同じくらいの依存具合であるとは、思っています。
「僕」から「俺」への変化が自立の象徴だとしたら、女の人の場合はどうなるんだろうなと思いました。「わたし」が「私」になるのかな。自分の呼び方にちょっとした雰囲気の違いがあるんだろうか。あんましない気がするなぁ。ちょっとこの考え、ひねくれていますね。

僕はまた、友人の名前を呼ぶ時に、「名字」+「くんorさん」という場合が多いです。ときたま「ニックネーム」や下の名前で呼ぶ場合もありますが、基本的には「名字」+「くんorさん」です。普通、仲の良い人ほど下の名前を呼び捨てで言うものなのかもしれませんが、とても仲の良い人でも「名字」+「くんorさん」の場合が多いです。これもまた、気分で下の名前を呼び捨てで言ってみたりすると、なんだかぞわぞわします。不思議です。
思い返してみると、すごく近しくなった人であっても、「さん」づけでした。不思議です。
呼び捨てということが、どうやらできない人間のようです。
別に壁を作ろうとしているわけではないのですが、呼び捨てで呼ぶと、やはりぞわぞわします。

この「俺」に対するぞわぞわ、「呼び捨て」に対するぞわぞわは、一体どこからくるのか、いつからきていたのか、このぞわぞわを感じるのは自分だけなのか、目下の悩みであります。
by kobaso | 2011-03-18 23:58 | 退屈小話
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