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500日のサマー

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「この映画はラブストーリーではない」

こんばんは。久しぶりの更新です。東京はまたもや大雪です。
さて、世間はバレンタインということで、珍しく恋愛ものの映画を。
小説にしても映画にしても、高校の頃は読まず嫌い(観ず嫌い)だったのですが、大学に入ってから、小説の方は川上弘美を、映画の方はアメリを皮切りに、ちょくちょくと観るようになりました(それでも映画はあまり見ないけれど)。

「500日のサマー」は、簡単に言うと、「愛」だの「運命」だのを信じて恋にひた走るトムと、あまりそういうことは考えない(考えたくない?)サマーのお話。
この映画で面白いなと思った部分は、時系列が、回想しているときみたいにバラバラになっているところ。「あーこの時はよかったなー」「この時辺りからおかしくなりはじめたのかなー」なんて、トムの悶々としている様子が伝わってきます。あと、世界共通で男ってあんまし、なんというか、賢くないね(笑
これは他の男の人が共感するかどうかはわからないんだけれど、自分を含め男の人って、人のことを好きになるとクヨクヨしますよね。具体的に言うと恥ずかしいのでやめときますけど(笑
そういう点で、トムにはたくさん共感してしまいました。
クヨクヨした男と、大胆な女の人だったら、そりゃあ女の人に引きずられてしまいますよね。結局男って、女の人の手のひらの上でコロコロ転がっておるのだなぁと。
男の人はあんまし賢くなくて…って話しでいくと、この映画の中に可愛げな少女がトムのアドバイザーみたいな感じで現れるんだけれど、彼女の言葉がとても、他のどんな男の人の言葉よりも核心をついていて、そんなところでも、女の人ってすごいんだなって思いました。

トムに共感できる部分がたくさんあった一方で、わからないのはサマー。ふとしたにサマーのことが分かりかける(例えば劇場で結婚するシーンを観て涙するところとか)んだけれど、やっぱり全然わからない。何を考えているのこの人は。映画の最後の方は「なんじゃこいつはあああああ」って連呼してました。ひとりで。
なんでこの人は公園のど真ん中で「ぺ○ス」って叫んで笑い転げてんの。いや、わからないところはそういうところじゃないんだけど。
サマーみたいな女の人の心の機敏がわかるようになったら、素敵な殿方になれるのでしょうか…。うーん。無理だなぁ。だれか解説してください。

あと、この映画のBGMがとても好きでした。モテキのBGMの洋楽版みたいにセンスが良い。いや、曲の良し悪しなんてわかんないんだけどね。好みです。
by kobaso | 2014-02-14 22:55 | 映画小話
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