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たまには音楽の話を

今日、阿佐ヶ谷ではjazzフェスティバルが開かれていて、仕事前にぶらぶら街を歩いていると、色んなところから歌声が聞こえてきました。そんな中で 夕焼けランプ っていうバンドの人たちの演奏が良くて、思わず足を止めてしまいました。そしてCD買ってしまった(笑
「また会えるね」って曲が好きだったけど、この「中央線ライダー」って曲も面白い。

音楽っていいなって思える日だったので、僕の好きな曲をいくつか。
携帯だとリンク表示がされないけれど、曲名のところをタッチするとyoutubeページに飛びます。

山﨑まさよし セロリ
「もともと何処吹く他人だから価値観はイナメナイ」

山﨑まさよしは中学のころから大好きで、今も持っているCDの約9割は山﨑まさよしです。
最近の、幸せオーラ全開の曲も好きだし、それ以上に、初期のどこか鬱憤をためこんでいる歌詞の曲も好きです。でも、やっぱり山﨑まさよしといえばセロリだなって思う。
セロリ、「歌詞の日本語が変だ」ってよく言われます。「『価値観は否めない』じゃなくて『価値観の違いは否めない』でしょ。」みたいに。
でも、僕は「価値観は否めない」の方が好きで、「育ってきた環境も違うし、相手は自分とは違う、元々は他人なんだから、その人の価値観って否定できないよね」って意味で『価値観「は」否めない』となっているのだと解釈しています。
近年の「綺麗な日本語」ブーム(?)で、綺麗な日本語とは、ら抜き言葉等のない、「正統な」日本語だと言われるようになってしまっている気がするけれど、綺麗な日本語と正統な日本語は違うと思うんです。
日常生活の場で、声高に、重箱の隅をつつくように文章の訂正を迫るような人の話す日本語の堅苦しいことったらない。し、つまらない。もっと否定したほうが良い言葉たくさんあるよ。
あれ…話がそれてしまいました。
セロリ、山﨑まさよしが本当に楽しそうに歌う。
楽しそうな歌声っていいよね。


ハンバートハンバート 「おなじ話」
「何をしてるの? なんにもしてないよ」…「何をしてるの? 手紙を書いてるの。」

ハンバートハンバートの曲、どれも短編小説みたいです。
この「おなじ話」もストーリーになっている。ストーリー性で言うと「蝙蝠傘」っていう曲も好き。
手紙、誰に宛てた手紙なんだろうなってずっと考えています。
新しい恋人だったら怖いよね。でも女の人ってそういうことするよね(偏見)。
親だったらたぶん悲しい別れ。友人だったら…何だろう。
この歌詞の中の2人はいつも同じ話をしているみたい。同じ話って言うのは、同じ内容の話ってわけじゃなくて、同じようなテーマの話ってことなんだろうな。昨日の夢がどうだったとか、今日仕事でこんなことがあって…とか。そんな話ができるのって、すごく幸せな関係だよね。
2人になにがあったのか…色んな妄想を膨らませて楽しめます。
あと、ハンバートハンバート、夫婦です。歌いながら互いに目配せしているところ、めちゃくちゃ好き。


星野源 「くだらないの中に」
「くだらないの中に愛が 人は笑うように生きる」

星野源、いつから好きになったんだっけ。2年前くらいに知ったんだけれど、何がきっかけで知ったのかうろ覚えです。
僕は、「くだらない話をする人」にすごく憧れます。
くだらない話ができる人に悪い人はいない。くだらない話ほど人を救うものもないと思う。
くだらない話をする人って、たいていその人本人もどうしようもない苦しみを抱えてたりするんだけれど、まるでそんなこと何でもないかのように「くだらない話」をするんですよね。そうやっていつも人を笑わせて、人を幸せな気分にする。そういう友人がいて、いつもかっこいいなぁって思うんです。
あと、そういう人ってたいてい変態。星野源も変態。
最近は、朝、ずっと「夢の外へ」と「crazy crazy」をリピートしながら電車に揺られています。


好きな音楽、もっともっとあるけれど、なんでもかんでも発信すればいいってものでもないよね。
中学高校と、山﨑まさよしを好きな人が誰もいなくて、一人山﨑まさよしを愛する気持ちを育てていたんだけれど、大学に入ってから山﨑まさよしを好きな友人ができて、堰を切ったかのように山﨑まさよし話ができてすごく楽しかった。そういうことができるように、好きなものを隠し持って育てながら生きていこうと思います。
by kobaso | 2014-10-26 00:06 | 退屈小話
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